掲載済み (2026-02-28号)
#018 210文字 • 2分

ドットコム・ブームとAIブーム:なぜ現代の人々はAIに冷ややかなのか

原題: People Loved the Dot-Com Boom. The A.I. Boom, Not So Much | Hacker News

日本語

掲載情報

2026年2月28日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

1990年代のドットコム時代への期待感とは対照的に、現在のAIブームが不信感や雇用への恐怖、テック企業への不信感によって冷ややかに受け止められている理由を議論しています。

詳細内容

このHacker Newsのスレッドは、ニューヨーク・タイムズの「人々はドットコム・ブームを愛したが、AIブームはそうではない」という記事を起点に、現代のAIに対する根強い懐疑心の正体を探っています。主な論点として、まずAIの普及速度が速すぎて「押し付けがましい」と感じられていること、次に多くのAI機能が実用性に欠ける「安易なボルトオン(付け足し)」である点が挙げられています。また、経済的背景の違いも強調されており、格差が広がる現代においてAIは「富をさらに集中させ、労働者の価値を搾取する道具」と見なされています。過去のテック企業(Google、Facebook等)による「邪悪にならない」という公約の形骸化や「en-shittification(機能劣化)」を経て、大衆が新技術に対して「また騙されるのではないか」という「新規性疲労」に陥っているという鋭い指摘もあります。一方で、ドットコム時代にも同様の懐疑論(ポール・クルーグマンの『インターネットの影響はFAX機以下』という予測など)があったことを指摘し、現在の拒絶反応も歴史のサイクルの一部であるとする視点も提示されています。