概要
メルカリのインシデント対応AIエージェント「IBIS」の失敗と改善、およびマルチエージェントによるAI駆動開発を用いたSREの次世代戦略を解説した資料。
詳細内容
本資料は、メルカリにおけるインシデント対応支援AIエージェント「IBIS」の開発と運用から得られた知見をまとめたものです。開発当初の「受動的なツールは使われない」という失敗から、プロアクティブな提案を行うSuggestion Botへの転換や、MCP(Model Context Protocol)を活用した管理情報のレビュー機能の実装など、実務的な進化が語られています。技術面では、Claude CodeやCursor、マルチエージェントを駆使したAI駆動開発プロセス、コンテキストエンジニアリングによる属人化の排除、さらにはベクトル検索に頼らないPageIndex等の次世代RAG戦略について言及されています。また、大量の過去データを分析するためのバルク分析ツールでは、適応的スロットリングを用いた並列処理により、APIレートリミットを回避しつつ4倍の高速化を実現した手法が紹介されており、AI-NativeなSREへの具体的な道筋を示しています。