掲載済み (2025-12-27号)
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## PMがAI x ローコードツール(Retool)で業務システムを作ってみた

日本語

掲載情報

概要

https://engineering.reiwatravel.co.jp/blog/Advent-Calendar-20251224

詳細内容

## PMがAI x ローコードツール(Retool)で業務システムを作ってみた https://engineering.reiwatravel.co.jp/blog/Advent-Calendar-20251224 プロダクトマネージャーがAI搭載のRetoolを用いて業務システム開発に挑戦した実録を通じ、「動くもの」を即座に作るAIの有用性と、堅牢な設計におけるエンジニアの専門性の不可欠さを考察している。 **Content Type**: ⚙️ Tools **Language**: ja **Scores**: Signal:5/5 | Depth:3/5 | Unique:4/5 | Practical:4/5 | Anti-Hype:4/5 **Main Journal**: 79/100 | **Annex Potential**: 79/100 | **Overall**: 80/100 **Topics**: [[Retool, ローコード, プロダクトマネジメント, バイブコーディング, AI支援開発]] 令和トラベルのプロダクトマネージャー(PM)が、エンジニアのリソースが限られた状況下で、子会社のランドオペレーター業務を支えるクラウド型業務システムを「Retool」とAIを活用して自ら開発しようと試みた実践記録である。背景には、ハワイの子会社におけるアナログな手配業務を刷新し、ガバナンスを強化するという明確な課題があった。著者は「エンジニアがいなくてもPMで開発できるか」という問いに対し、UI構築やプロトタイプ作成までは可能だが、中長期的な運用に耐えうる「正しい設計」には依然としてエンジニアの専門性が不可欠であるとの結論を導き出している。 著者が選定したRetoolは、ブラウザ上でのドラッグ&ドロップによるUI構築と、AIによるコーディング支援を特徴とする。実験として曖昧なプロンプトをAIに投じたところ、わずか数分でそれらしいUIとデータベース構造が生成されるなど、「バイブコーディング」的なアプローチによる開発スピードの劇的な向上を報告している。しかし、その過程で「AIが書いたコードの正しさをPMが判断できない」「AIにドメイン知識(既存システムの複雑な構造や旅行業特有のロジック)を適切に反映させるのが困難」といった深刻な課題に直面した。 最終的に開発体制はPM1名とエンジニア1名の共同体制に移行したが、著者はPMが自ら手を動かす意義として「エンジニアが見ている景色の解像度が上がること」を挙げている。実装段階で発生する変数名の決定、エッジケース(空白や重複)の処理、エラーハンドリング、ログ設計といった細かな考慮事項をPM自身が体感することで、エンジニアに「Why」を伝える重要性を再認識し、意思決定の質が向上したと主張している。 本記事は、AI時代において「作れる・動く」と「設計できる・正しく動く」の境界線を明確に示している。エンジニアリング知識が乏しいPMであっても、AIツールをサポート役として活用することで、開発サイクルの高速化やテキストレベルの修正といった機動力を得られる一方、データベースの正規化やパフォーマンス、保守性を考慮したアーキテクチャ設計にはプロフェッショナルの介入が必須であることを実体験に基づいて説いている。これは、AIツールの進化によって職能間の境界が溶けつつある現代のプロダクト開発において、各役割の新たな価値を定義する上で極めて示唆に富む内容である。