概要
https://qiita.com/y_yue/items/5314bb931873e78d0915
詳細内容
## any的AIコーディング推進の取り組み #AdventCalendar2025
https://qiita.com/y_yue/items/5314bb931873e78d0915
2025年にAIコーディングが急速に進化したことを受け、anyプロダクトチームはAIデバイドを防ぎつつ生産性向上を目指し、具体的なツール導入、ガバナンス体制構築、知識共有といった多角的な推進策を実行しました。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Language**: ja
**Scores**: Signal:4/5 | Depth:3/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5
**Main Journal**: 81/100 | **Annex Potential**: 80/100 | **Overall**: 80/100
**Topics**: [[AIコーディング, 開発ワークフロー, AIエージェント, LLM, 組織的AI導入]]
anyプロダクトチームのEMであるyue氏が、2025年に同社で実施されたAIコーディング推進の取り組みについて詳述しています。2025年はDevinやClaude Codeの登場、IDEへのAI統合の標準化、自律型AIエージェントの普及、強力なオープンソースLLMの公開など、AIコーディングが「補助」から「開発ワークフロー全体への関与」へと劇的に進化した年でした。
any社は、この急速な進化の中で、社内での「AIデバイド(AIに関する知識や活用能力の格差)」発生を避けることを基本方針とし、「AIコーディングへの“ちゃんとした投資”」を行うことを決定しました。意欲あるメンバーに学習環境を提供し、安全性を確保した上で新しいツールを試せる体制を整え、2026年の本格運用を目指しています。
具体的な取り組みとして、以下の点が挙げられます。
- DevinやClaude Code Actionsの実際の開発ワークフローへの導入検証。
- CursorやClaude Codeの使用料補助による、興味を持ったメンバーが試しやすい環境の整備。
- Gemini CLIを含む様々なAIツールを横断的に検証し、活用ポイントを模索。
- 新しいAIツール導入時の「調査〜運用までのガバナンス体制」を標準化。これにより、安全性チェック、データ取り扱い確認、利用ルール策定、導入判断までの一貫したフローを確立し、安全な試用と組織的な安心運用を両立。
- 社内での「AIツールTips共有会」を開催。仕様駆動開発の実験、AIエージェントの安全な環境構築、PRレビュー自動化、IDEのAIアシスタント活用、ローカルLLMの精度検証など、実務に根ざした知見が共有され、AI活用に関する共通理解の解像度が向上しました。
これらの取り組みにより、生産性の定量化はまだ準備段階にあるものの、定性面では実装スピードの向上、迷いどころの減少、下調べコストの激減、不明点の迅速な解決など、明確な向上が見られました。開発者は「AIに背中を押されている」感覚を得ていると筆者は指摘しています。
筆者は、AIと向き合う姿勢がエンジニアとしての成長に繋がり、2025年前半のツールラッシュが一区切りついたことでanyとしての運用方針や「型」を整える良い機会になったこと、そしてメンバーのやる気が可視化されたことを「やってよかったこと」として挙げています。
今後の展望としては、Four Keysなどに限らず生産性を定量的に測定できる基盤の整備、PdMやQAと協働したAI前提の開発ワークフローの再設計(AI-Driven Life Cycleの探求)、そして安全性とスピードを両立しながら新しいAIツールを高速で検証できる組織体制の継続的な強化を目指しています。any社は「AIに置いていかれる人をつくらない」チームを目指し、2026年にはAIコーディングの本格運用フェーズへと進む方針です。