概要
https://zenn.dev/tomotomobile/articles/b5cf31891b77e2
詳細内容
## 1行もコードを書かずにGeminiだけでUnityの大富豪ゲームを作って公開した話
https://zenn.dev/tomotomobile/articles/b5cf31891b77e2
著者は、GeminiとGeminiCLIのみを使い、自身は一切コードを書かずにUnityで大富豪ゲームを開発し、その過程で得られた知見と課題を共有します。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Language**: ja
**Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:5/5 | Practical:4/5 | Anti-Hype:5/5
**Main Journal**: 90/100 | **Annex Potential**: 93/100 | **Overall**: 92/100
**Topics**: [[Gemini CLI, Unityゲーム開発, AIによるコード生成, 仕様書駆動開発, GitHub Actions]]
記事は、フリーランスのPdMである著者が「自身は1行もコードを書かない」という縛りで、GeminiとGeminiCLIを使ってUnityでCPU対戦型の大富豪ゲームを開発し公開した事例を紹介しています。開発は「PM兼テスター」に徹し、実装は全てAIエンジニアに任せるスタイルです。
開発のログは「カオスと再生の1週間」と題され、時系列でAIとのインタラクションが詳細に語られます。初期段階では、わずか2時間のプロンプトでゲームのコアロジック(カード配布、役判定、特殊ルール)が動作することに驚きを示しますが、UnityのUIレイアウトの調整が最大の課題となります。テキストベースの指示ではUIの複雑な崩れをAIに認識させ、修正させるのは困難であり、スクリーンショットをAIに投げかける「マルチモーダル・デバッグ」も期待通りの精度には至りませんでした。
AIによる繰り返しの修正がコードをスパゲッティ状態にし、最終的には「全消しリビルド」という大胆な決断に至ります。この際、著者は現在のゲーム仕様を「コード」ではなく「日本語の仕様書」としてGeminiCLIに作成させ、その仕様書を元にゼロからクリーンなコードを再生成させることに成功しました。この「仕様書駆動」のアプローチにより、リビルド後は開発が驚くほどスムーズに進み、GitHub Actionsによる自動デプロイを経てゲームが一般公開されました。
Geminiだけで開発して得られた知見として、著者は以下の3点を挙げています。
1. **「コード」より「日本語の仕様書」を書け**: コードが複雑になった場合、プログラマーはリファクタリングをしますが、非エンジニアは正確な仕様ドキュメントを作成し、AIにクリーンなコードを再生成させる「仕様書駆動」がバイブコーディングの正解だと強調しています。
2. **UI調整とマルチモーダルの壁(今後の課題)**: ロジック生成は優れているものの、UI調整はテキスト指示では限界があり、視覚情報をAIに正しくフィードバックして修正させる方法が今後の大きな課題であると指摘しています。
3. **諦めて寝る、あるいは捨てる勇気**: AIがループに陥ったり、コードが収拾がつかなくなったりした場合は、チャットのリセットやコードの全捨て、そして仕様書からの再生成が結果的に早いとアドバイスしています。
まとめとして、UnityやC#の知識がない人間でも「PMとして仕様を定義し、QAとしてバグを報告する」だけで複雑なゲームを開発できたと結び、AIにコードを書かせる上で重要なのは「何をどう作りたいか」を言語化する力と、構造を見直す決断力であったと述べています。この記事自体も、GitログをGeminiに渡し、構成と執筆をAIに担当させた上で、著者がディレクションと細部の修正を行うという「PMと実務者」の役割分担を貫いた制作物であることも明かされています。