概要
https://tech.speee.jp/entry/refosumu-dev-ops-up-project
詳細内容
## プランナーがAIと開発してみたら、開発生産性が4倍・Issue作成時間が95%削減された話
https://tech.speee.jp/entry/refosumu-dev-ops-up-project
Speeeは、プランナーがAIと協働する開発体制を構築することで、開発生産性を4倍に向上させ、Issue作成時間を95%削減することに成功した。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Language**: ja
**Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5
**Main Journal**: 89/100 | **Annex Potential**: 87/100 | **Overall**: 88/100
**Topics**: [[AI開発, 非エンジニア開発, 開発プロセス改善, チームコラボレーション, DevOps]]
Speeeのリフォームマッチングサービス「リフォスム」開発チームは、プロダクト成長に伴う開発リソース不足と、SEO開発特有の小さなIssueの多発という課題に直面していた。この状況を打破するため、「企画者がAI(Claude)と協働し、エンジニアはより高度な領域に集中する」という新しい開発フローを導入した。
当初、プランナーによるAIを活用した軽微な開発は、Git操作ミス、コンポーネントの責任範囲不明瞭さによる意図しない影響、Windows環境でのローカル検証の困難さなどから、むしろチーム全体の負荷を増大させてしまう結果となった。この課題に対し、チームは「環境への投資」と「ルールづくり」に注力した。
主な取り組みとして、以下を実施した。
1. **View用コンポーネント規約の整備**: ページ固有のコンポーネントと共通化するコンポーネントのルールを明確化し、影響範囲を構造的に分離することで、プランナーが安心して修正できる基盤を構築した。
2. **Git worktreeの導入**: Issueごとに作業フォルダを完全に分離することで、ブランチ切り替え時の混線を解消。プランナーの作業の安全性を高めただけでなく、エンジニアの並行開発によるスループット向上にも貢献した。
3. **「CLAUDE.md」による前提知識の体系化**: プロダクト固有の文脈や判断基準をIssueで説明しきれないことでAIの解釈がずれる問題に対し、頻繁に使う概念、判断基準、サイト構造などを体系的にまとめた「CLAUDE.md」を作成。これによりAIの解釈精度が飛躍的に向上し、AIとのラリーが大幅に削減された。
4. **開発環境の整備**: プランナー用PCをMacに統一し、Dockerによるローカル環境でのフロント表示確認を可能に。デプロイ待ち時間を解消し、開発サイクルを高速化した。
これらの環境整備と役割設計の見直しにより、チーム全体の開発生産性は約4倍に向上し、Issue作成にかかる時間も1つあたり30分〜1時間からわずか3分へと95%削減された。CLAUDE.mdの充実がAIの理解を深め、Issue記述の簡略化を可能にするという「複利」効果も生まれた。
結果として、プランナーはコードの依存関係やデータ構造を理解した上で企画を立てられるようになり、エンジニアは専門性を活かせる難易度の高い領域に集中できるようになった。この役割間の「のりしろ」がチーム全体の生産性を一段階引き上げ、より価値創造に集中できる体制へと変化したと著者は結論付けている。