掲載済み (2025-12-13号)
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## 生成AIをwrapするプロダクトを作ろうとして感じた恐怖

日本語

掲載情報

概要

https://gothedistance.hatenadiary.jp/entry/2025/12/06/120216

詳細内容

## 生成AIをwrapするプロダクトを作ろうとして感じた恐怖 https://gothedistance.hatenadiary.jp/entry/2025/12/06/120216 著者は、生成AIモデルをラップするプロダクト開発において、出力の不均質性や外部APIへの過度な依存がもたらす「小作人化」のリスクに対し、深い懸念を表明している。 **Content Type**: 💭 Opinion & Commentary **Language**: ja **Scores**: Signal:4/5 | Depth:4/5 | Unique:5/5 | Practical:4/5 | Anti-Hype:5/5 **Main Journal**: 90/100 | **Annex Potential**: 92/100 | **Overall**: 88/100 **Topics**: [[生成AIプロダクト開発, API依存のリスク, 出力の均質化, エンジニアの役割変化, プロンプトエンジニアリング]] 著者は、自身が生成AIモデルを自作する能力がないため、他社のモデルに依存して「生成AIをラップするプロダクト」を開発することに強い恐怖を感じていると述べる。その最大の理由は、出力の均質化が極めて困難であることだ。モデルが更新されるだけで同じプロンプトでも回答や観点が変わるため、再現性がなく、内部ロジックが不明な現状では、プロンプト調整以外の方法で「ズレ」を修正することが難しい。著者はこれを、天ぷら職人が油の音で最適なタイミングを見極めるような、経験と勘に頼る行為に例え、RAGも初期段階のデータでは万能ではないと指摘する。 また、Web2.0時代のマッシュアップサービスの例を挙げ、外部APIに全面的に依存したビジネスは、土地を持たない農民が農地を借りて耕作する「小作人」に身を落とすことと同じだと警告する。X(旧Twitter)のAPI利用料高騰に苦しんだTogetterの事例を教訓に、このような「相手の陣地を拡大しておこぼれをもらう」形では、基盤となるAPI提供元の都合でビジネスが破綻するリスクが高いと強調する。生成AIの真の革新性は、プログラミングなしで任意のフォーマットから任意のフォーマットへデータを変換できる点にあり、将来はOSS化されたモデルを頭脳として借り、自社独自のデータを活用したビジネスが主流になると予測する。 この技術的変化は、エンジニアの役割も大きく変える。生成AIによってコーディングの9割が自動化される時代において、シニアエンジニアはUI設計、アーキテクチャ、デザインシステム、DB操作ロジック、CI/CD方針といった「ガードレール」を固めることに注力し、コードを書く時間ではなく、知らない領域や新しいビジネスへの関心を深めるべきだと主張する。著者は、生成AIが「壁打ち相手」としてプログラミングを非常に楽しいものにしている一方で、AIに自己完結を求めすぎると却ってハマる危険性も示唆し、生成AIをコアビジネスにする「胆力」は持てないが、プログラミングツールとしての価値は高く評価している。