概要
https://github.com/opencontainers/runc/issues/4990
詳細内容
## [rfc] LLMポリシーに関する議論
https://github.com/opencontainers/runc/issues/4990
**Original Title**: [rfc] LLM policy?
`runc`プロジェクトのメンテナが、LLMによって生成されたプルリクエストやバグレポートの増加を受け、プロジェクトの貢献ガイドラインにLLMコンテンツの取り扱いに関する明確なポリシーを設けるための議論を開始しました。
**Content Type**: 💭 Opinion & Commentary
**Language**: en
**Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5
**Main Journal**: 90/100 | **Annex Potential**: 89/100 | **Overall**: 92/100
**Topics**: [[LLM, コード貢献, オープンソースポリシー, 開発者ワークフロー, 著作権]]
オープンソースプロジェクト`runc`において、LLM(大規模言語モデル)によって生成されたプルリクエストやバグレポートが増加していることを受け、メンテナのcyphar氏が、`CONTRIBUTING.md`にLLMコンテンツの受け入れに関するポリシーを策定するよう提案しました。
cyphar氏の個人的な意見としては、LLM生成のコンテンツは一切受け入れるべきではないとしていますが、他のメンテナの一般的な意見とは異なる可能性があると認識し、LLM生成のコードとissueを分けて検討することを提案しています。
LLM生成のバグレポートについては、たとえ実際に存在する問題を説明していたとしても、記述に不要で不正確な情報が多く含まれるため、スパムとしてクローズすべきだと主張しています。特に、トリアージ担当者がユーザーの記述を真実と仮定する必要がある中で、LLM生成の報告ではその真実性を確認できないことが問題視されています(例として、#4982や#4972が挙げられています)。むしろ、LLMに与えたプロンプト自体をissueとして提供する方が有用だと述べています。
LLM生成のコードに関しては、提出者がレビュー要求に対して自身の言葉で応えられ、パッチの内容を理解し、自分でコードを書けたと説明できることを最低条件とすべきだと提案しています(例として、#4940や#4939が挙げられています)。さらにcyphar氏は、LLM生成コードがDCO(Developer Certificate of Origin)の要件を満たせないこと、そして著作権に関する状況が依然として不明瞭であることから、法的な理由だけでも受け入れるべきではないという意見も表明していますが、これは少数意見であると付記しています。
参考として、同じくコンテナ技術に関連するプロジェクトであるIncusが今年初めに`CONTRIBUTING.md`にLLM利用の全面禁止に関する注意書きを追加したことが紹介されています。この議論は、AIが生成したコンテンツがオープンソースプロジェクトの品質管理、メンテナの負担、および法的な側面にもたらす課題への対応策を模索するものです。