掲載済み (2025-09-20号)
#164 476文字 • 3分

## Notion API importer, with Databases to Bases conversion bounty - $5,000

掲載情報

概要

https://github.com/obsidianmd/obsidian-importer/issues/421

詳細内容

## Notion API importer, with Databases to Bases conversion bounty - $5,000 https://github.com/obsidianmd/obsidian-importer/issues/421 Obsidianは、NotionのデータベースをプラグインのBases形式へ変換するAPIインポーター開発に5,000ドルの賞金を提示しました。 **Content Type**: ⚙️ Tools **Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:3/5 | Practical:4/5 | Anti-Hype:5/5 **Main Journal**: 100/100 | **Annex Potential**: 100/100 | **Overall**: 84/100 **Topics**: [[Notion API, Obsidian, データ移行, 開発インセンティブ, オープンソース開発]] Obsidianの公式GitHubリポジトリにて、NotionのデータベースコンテンツをObsidianの「Bases」形式へ変換するAPIインポーターの開発に対し、5,000ドルの賞金が発表されました。現在のNotionのHTMLエクスポートではデータベースの動的なデータを完全に再現できないため、Notion API(2025年9月に導入される新しいデータソースオブジェクトを含む)を用いて、より詳細なデータ移行を実現するのが目標です。開発期間は30日間と設定されています。 この開発賞金は、Webアプリケーションエンジニアにとって非常に示唆に富むものです。特に重要なのは、Notionの「データベース」とObsidianの「Bases」という、異なる思想を持つデータ構造間の変換ロジックを設計・実装する点です。Notionのデータベースがまず空の状態で定義され、その後データが追加されるのに対し、ObsidianのBasesは既存のファイル群からフィルターによって情報を抽出する形式であるため、両者の概念をどのように橋渡しし、動的なデータを忠実に再現するかが、このプロジェクトの最大の技術的課題となります。 また、Notionの関数や数式をObsidianの対応する機能へ変換する処理、画像や添付ファイルをObsidianの指定フォーマットで正しく埋め込む機能、そして外部API連携で常に課題となるNotionのレート制限への対応など、具体的な技術的要件が詳細に提示されています。これは、異なるSaaSやサービス間でデータを連携・移行させる際に直面する、一般的ながらも複雑なデータモデリング、APIハンドリング、データ変換の課題を解決する実践的な機会を提供します。 このようなインポーターの開発は、ユーザーのデータ主権とワークフローの柔軟性を高める上で極めて重要です。特定のプラットフォームにロックインされることなく、自分のデータを自由に管理・活用したいというニーズが高まる中、データ移行ツールの品質と機能は、エンジニアリングの観点からも、ユーザー体験の観点からも、その価値が再認識されています。この賞金案件は、オープンソースプロジェクトへの貢献を通じて、実世界の問題解決に挑む絶好の機会を提供するでしょう。