概要
https://speakerdeck.com/applism118/quan-yuan-purodakutomaneziya-woshi-xian-suru-cursorniyorushi-yang-jian-tao-nozi-dong-yun-zhuan
詳細内容
## 「全員プロダクトマネージャー」を実現する、Cursorによる仕様検討の自動運転
https://speakerdeck.com/applism118/quan-yuan-purodakutomaneziya-woshi-xian-suru-cursorniyorushi-yang-jian-tao-nozi-dong-yun-zhuan
LayerXは、Cursorのルールと社内コンテキストを活用することで、AIがプロダクトの仕様検討を自動化し、開発チーム全員がプロダクトマネージャーとして機能し、より迅速かつ高品質なリリースを実現する方法を提示します。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Scores**: Signal:4/5 | Depth:3/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5
**Main Journal**: 81/100 | **Annex Potential**: 80/100 | **Overall**: 80/100
**Topics**: [[AIコーディングツール, プロダクトマネジメント, 開発ワークフロー, Cursor, 仕様検討自動化]]
LayerXのプロダクトマネージャーが、AIコーディングツールCursorを用いた画期的な仕様検討の自動化手法を発表しました。この取り組みの核心は、「全員プロダクトマネージャー」という組織状態の実現にあり、PMの暗黙知であった「Why(なぜ作るか)からWhat(何を作るか)」の言語化プロセスを開発チーム全体に民主化することを目指します。
この自動運転の実現は主に3つの柱に基づいています。第一に、Cursor rulesを活用して「AI PM」を構築し、要望やユースケースの分類、論点整理、既存実装の確認、ユーザー定義の仕様作成といった仕様検討の初期フェーズをAIに任せます。これにより、デザイナーやエンジニアが自律的に仕様検討を進める基盤ができます。第二に、デザインガイドライン、ユーザーヒアリング、既存実装スキーマなどの社内コンテキストをCursorに参照させることで、ドメイン知識に深く根ざした質の高いアウトプットを生成させます。これにより、複雑な社内ドキュメントの参照作業が効率化され、ドメイン固有の専門知識がなくても精度の高い検討が可能になります。第三に、AIとの対話を通じてドメイン理解を深めるプロセスです。Cursorを介して要望や議事録、データベーススキーマに対し質問・図解することで、表面的なニーズの裏にある本質的な「Why」を開発メンバー自身が探求し、PMの意思決定プロセスを内面化できます。
このアプローチは、PMのボトルネック解消、多様な視点によるプロダクト品質の向上、そしてPMがより長期的な戦略に集中できる環境を創出します。webアプリケーションエンジニアにとっては、仕様検討への早期かつ深い参画が可能となり、自身の開発領域を超えたプロダクトへの貢献意欲とスキルを向上させる絶好の機会となるでしょう。