概要
https://ghuntley.com/cursed/
詳細内容
## i ran Claude in a loop for three months, and it created a genz programming language called cursed
https://ghuntley.com/cursed/
開発者がClaudeを3ヶ月間ループさせ、Gen Zスラングをキーワードとするプログラミング言語「cursed」とそのコンパイラを構築し、AIが開発者の能力を飛躍的に高める「AI導入の第7段階」の到来を実証した。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Scores**: Signal:4/5 | Depth:4/5 | Unique:5/5 | Practical:3/5 | Anti-Hype:4/5
**Main Journal**: 79/100 | **Annex Potential**: 83/100 | **Overall**: 80/100
**Topics**: [[AIエージェント, プログラミング言語開発, コンパイラ構築, 開発者のスキル増幅, エージェントループ活用]]
Geoffrey Huntley氏がClaudeを3ヶ月間無限ループ(「Ralph Wiggum」ループ)で実行し、Gen Zスラングをキーワードに持つプログラミング言語『cursed』とそのコンパイラを開発したという報告は、ウェブアプリケーションエンジニアにとって、AIがもたらす開発パラダイムの劇的な変化を具体的に示すものです。
この「cursed」言語はGolangに似ていますが、『ready』を`if`、『bestie』を`for`、『slay』を`func`とするなど、ユニークな語彙を持ちます。特筆すべきは、コンパイラがインタプリタモードとコンパイルモードの両方を備え、LLVM経由でMac/Linux/Windows向けバイナリを生成できる点です。さらに、VS Code、Emacs、Vim用のエディタ拡張機能やTreesitter文法、広範な標準ライブラリまで、Claudeが自律的に実装したとされます。
この実験の意義は、「AIが開発者のスキルを萎縮させる」という誤解を覆し、むしろAIが開発者の既存スキルを増幅し、未経験の領域(本件ではコンパイラ開発)で複雑なプロジェクトを実現できる能力を示すことにあります。Huntley氏はこれを「AI導入の第7段階」と表現し、開発者が「何でもできる」と深く理解し、説明よりも実行を選ぶ段階の到来を告げています。
「Ralph Wiggum」ループのようなエージェント駆動型ワークフローは、ウェブアプリ開発においても、新しいライブラリ、フレームワーク、さらには特定のビジネスロジックを持つツールを自動生成する可能性を示唆します。これは、より迅速なプロトタイピング、レガシーシステムの現代化、あるいは全く新しい技術スタックへの挑戦を可能にし、開発者の創造性と生産性を飛躍的に向上させる未来を垣間見せる、極めて実践的な知見と言えるでしょう。このアプローチは、AIを単なるコード補完ツールとしてではなく、複雑なシステム設計・実装のパートナーとして活用する新たな道を開きます。