概要
https://github.blog/changelog/2025-09-03-copilot-code-review-path-scoped-custom-instruction-file-support/
詳細内容
## Copilot code review: Path-scoped custom instruction file support
https://github.blog/changelog/2025-09-03-copilot-code-review-path-scoped-custom-instruction-file-support/
GitHub Copilotのコードレビュー機能は、パススコープのカスタム指示ファイルと組織レベルの指示に対応し、より詳細で一貫したフィードバックを可能にする。
**Content Type**: Tools
**Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:3/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5
**Main Journal**: 85/100 | **Annex Potential**: 80/100 | **Overall**: 84/100
**Topics**: [[GitHub Copilot, コードレビュー, カスタム指示, 開発ワークフロー, AIコーディング支援]]
GitHub Copilotのコードレビュー機能が大幅に強化され、開発者の生産性とコード品質向上に貢献する。今回のアップデートでは、既存のパススコープカスタム指示ファイル(`*.instructions.md`)がコードレビューでも利用可能になった点が最も重要だ。これにより、`applyTo`セクションで`webapp/src/**`のようなパスグロブを指定し、リポジトリ内の特定のファイルやディレクトリに対して詳細かつ的を絞ったレビューガイドラインを設定できる。例えば、フロントエンド関連のファイルにはアクセシビリティの考慮やデザインシステムの利用を強調し、セキュリティ関連のファイルには特定の脆弱性パターンを指摘させるといった、分野特化型のフィードバックが容易になる。
さらに、組織レベルで設定されたCopilot指示も自動的にコードレビューに適用されるようになった。これにより、企業全体で一貫したコーディング標準やベストプラクティスを、手間なく全てのレポジトリに適用できるようになり、大規模な開発組織におけるコード品質の均一化を推進する。
これらの機能強化は、Webアプリケーションエンジニアにとって特に大きな意味を持つ。モノレポや多数のマイクロサービスを扱う場合でも、レビューの粒度を細かく制御し、各プロジェクトやモジュールに最適なAIレビューを実現できる。これにより、手動レビューの負担を軽減しつつ、品質を損なうことなく開発速度を向上させることが期待される。なお、以前の「coding guidelines」機能は完全に廃止され、今後は全てのカスタマイズ指示を`copilot-instructions.md`または`*.instructions.md`ファイルに集約する必要がある。