掲載済み (2025-08-30号)
#152 441文字 • 3分

## AIコーディングエージェントは100倍速くなる

掲載情報

概要

https://nowokay.hatenablog.com/entry/2025/08/27/041755

詳細内容

## AIコーディングエージェントは100倍速くなる https://nowokay.hatenablog.com/entry/2025/08/27/041755 **記録された** Cerebras上で動作するQwen3 Coderは、既存モデルの30倍超の推論速度を達成し、AIコーディングエージェントによる開発のあり方を根本から変革する可能性を示した。 **Content Type**: Research & Analysis **Scores**: Signal:4/5 | Depth:5/5 | Unique:4/5 | Practical:4/5 | Anti-Hype:4/5 **Main Journal**: 86/100 | **Annex Potential**: 85/100 | **Overall**: 84/100 **Topics**: [[AIコーディングエージェント, 大規模言語モデル, 推論速度, Wafer Scale Engine, 開発ワークフロー]] 「きしだのHatena」の記事は、CerebrasがホストするQwen3 Coder 480Bが驚異的な推論速度を発揮し、AIコーディングエージェントの能力を飛躍的に向上させる可能性を示唆しています。筆者が自身のコーディングエージェントで試したところ、Spring BootのTODOアプリがわずか3秒で生成され、実測値で2600トークン/秒という、Claude Sonnet 4の約30倍の速度を記録しました。この圧倒的なスピードは、まるで無からコードを取り出すかのような感覚をもたらし、開発ワークフローに根本的な変革をもたらします。 この高速化は、Webアプリケーションエンジニアにとって、試行錯誤のプロセスに費やす時間を劇的に短縮し、より多くの選択肢を検討することを可能にします。例えば、0.1秒でプロジェクト全体を生成できるようになれば、10回生成させて最も良いものを選んだり、プロンプトの追加に応じてリアルタイムでプロジェクトが変化したりといった、これまでにない開発スタイルが実現するでしょう。これは、従来のコード補完の延長線上で、プロジェクト全体を扱うレベルにまでAIが進化することを示しています。 この超高速推論を支えるのが、CerebrasのWafer Scale Engine (WSE)という技術です。これは、半導体ウェハー全体を一つの巨大なプロセッサとして利用する革新的なアプローチを採用しています。さらに、TSMCが開発中の次世代技術「SoW-X」では、HBMメモリをウェハーに直接混載することで、現在のメモリボトルネックを解消し、より大規模なモデルをより高速に動かすことが可能になります。これにより、将来的にAIコーディングエージェントが現在の100倍速くなる時代は避けられないと筆者は予測しており、賢さの向上よりも推論速度の向上が新たな価値と利用方法を無限に生み出す「正義」であると強調しています。数年後には開発の世界が大きく変わるでしょう。