掲載済み (2025-08-30号)
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## Cursorをエンジニアがプログラミング以外で活用する

掲載情報

概要

https://www.docswell.com/s/fumiya-kume/KQX48J-CursorMeetupOsaka

詳細内容

## Cursorをエンジニアがプログラミング以外で活用する https://www.docswell.com/s/fumiya-kume/KQX48J-CursorMeetupOsaka 本発表は、MercariのエンジニアがCursorをプログラミング以外の業務、特に設計書作成や技術調査、QAテストレビューに活用し、業務効率を向上させる具体的なアプローチを詳述します。 **Content Type**: ⚙️ Tools **Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5 **Main Journal**: 89/100 | **Annex Potential**: 87/100 | **Overall**: 88/100 **Topics**: [[AIコーディングアシスタント, 開発ワークフロー改善, ドキュメント自動化, QAプロセス効率化, 技術調査]] 「Cursorをエンジニアがプログラミング以外で活用する」と題されたこの発表では、メルカリのエンジニアが、Cursorを単なるコーディング補助ツールに留めず、開発プロセスにおける多様な非プログラミング業務に適用し、効率を大幅に向上させる具体的な手法を詳述します。Webアプリケーションエンジニアはコードを書くだけでなく、設計書の作成、技術調査、他チームとの調整、QAテストケースのレビューなど多岐にわたるタスクを抱えており、本発表はこれらの負担軽減に焦点を当てています。 特に注目すべきは、Cursorを技術調査に活用するアプローチです。既存のソースコードやアーキテクチャの説明に加え、ConfluenceやNotionに散在するドキュメントもCursorに与えることで、自然言語による高度な検索が可能になります。これにより、特定の画面や機能に関連する仕様書を、コードベースから関連付けて効率的に発見できるため、従来の手作業による情報探索の非効率性を解消します。これは、複雑なシステムにおけるドキュメント調査の精度と速度を格段に向上させ、エンジニアがコンテキストを素早く把握する上で極めて重要です。 さらに、関連チームとの調整においては、TerraformのようなIaC(Infrastructure as Code)で管理された構成情報にチームの担当が明記されている点に着目。この情報をCursorに読み込ませることで、特定のサービスや機能に関連する担当チームを自動で特定し、影響範囲の特定やコミュニケーションパスの確立を迅速化します。 また、QAが作成したテストケースのレビューにおいてもCursorは威力を発揮します。仕様書とソースコードをCursorに提供することで、潜在的な抜け漏れやエッジケースの指摘、さらには新たなテストケースの提案を受けられるため、QAプロセスの品質向上とエンジニアのレビュー負担軽減に貢献します。Dogfooding(開発者による先行利用)においても、注目すべき点をCursorに洗い出させることで、より効果的なフィードバック収集を支援します。 これらの活用術は、Cursorを単なるコーディング支援ツールから、複雑な開発ワークフロー全体を加速させるインテリジェントなアシスタントへと昇華させるものです。これにより、Webアプリケーションエンジニアは反復的で時間のかかるタスクから解放され、より本質的な問題解決や創造的な開発業務に注力できるようになるという点で、その意義は大きいと言えます。