掲載済み (2025-08-30号)
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## 国産LLM開発着手について - GPUで戦うな

掲載情報

概要

https://www.chickensblog.com/new-japan-llm/

詳細内容

## 国産LLM開発着手について - GPUで戦うな https://www.chickensblog.com/new-japan-llm/ 日本のエンジニア「手羽先」氏が、既存のGPUと誤差逆伝播法に依存しない、超高速・低コストな国産LLM開発への挑戦を表明しました。 **Content Type**: 💭 Opinion & Commentary **Scores**: Signal:3/5 | Depth:4/5 | Unique:5/5 | Practical:2/5 | Anti-Hype:5/5 **Main Journal**: 81/100 | **Annex Potential**: 86/100 | **Overall**: 76/100 **Topics**: [[国産LLM開発, 次世代LLMアーキテクチャ, 学習アルゴリズム刷新, GPUフリーAI, リアルタイムAI推論]] チキンズブログの「手羽先」氏が、現在のLLM開発におけるGPUと巨額な資金による競争に疑問を呈し、全く新しいアプローチで国産LLMを開発するプロジェクトに着手したと発表しました。このプロジェクトの核心は、既存のGPUや誤差逆伝播法から完全に脱却し、専用回路、微分可能回路、確率演算、そして独自開発の学習アルゴリズムを用いることで、LLMの根本的な性能限界を打ち破ることです。 なぜこの動きがウェブアプリケーションエンジニアにとって重要なのか。それは、この挑戦が実現すれば、現在のAI技術では到達不可能な新しいインタラクションと開発パラダイムを切り開く可能性を秘めているからです。目標とする推論速度10万トークン/秒は、キャラクターAIとのリアルタイムな遅延ゼロ会話や、現在の「Cursor」のようなAIコーディングアシスタントが文字通り「0秒」でコードを生成する未来を意味します。また、学習速度が数百〜数千倍に向上し、コストが10〜1000分の1に削減されれば、これまで高価で大規模なリソースが必要だったLLMの学習・運用が劇的に民主化され、スタートアップや個人開発者でも革新的なAIサービスを構築しやすくなります。 さらに、学習プロセス自体が一瞬で完了する世界では、NEATや遺伝的アルゴリズムを用いてAIが自律的に高性能なアーキテクチャを生成し、自己進化する「技術的特異点」への道筋を開く可能性すら言及されています。著者は自身のことを「変態エンジニア」と称し、成功確率が低いことを認めつつも、「やらない後悔よりやって後悔」という強い意思でこの困難な道を選びました。この狂気とも言える挑戦が、日本の限られたリソースでGAFAMに対抗し、AIのゲームチェンジを本当に起こせるのか、今後の進捗から目が離せません。