掲載済み (2025-08-23号)
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## ChatGPTを使ってRustで新しいプログラミング言語をつくり始めた話

掲載情報

概要

https://zenn.dev/collabostyle/articles/9bd16a97291d01

詳細内容

## ChatGPTを使ってRustで新しいプログラミング言語をつくり始めた話 https://zenn.dev/collabostyle/articles/9bd16a97291d01 開発者がRustとChatGPTを活用し、Pythonに似た記法と高速性、Web開発特化機能を備えることを目指した新プログラミング言語「Pyro」の設計・実装に着手しました。 **Content Type**: 📖 Tutorial & Guide **Scores**: Signal:4/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:3/5 | Anti-Hype:5/5 **Main Journal**: 96/100 | **Annex Potential**: 100/100 | **Overall**: 80/100 **Topics**: [[プログラミング言語開発, Rust, トランスパイラ, 抽象構文木, ChatGPT活用]] 本記事では、RustとChatGPTを活用して新たなプログラミング言語「Pyro」を開発する初期段階が解説されています。このプロジェクトは、Pythonのような記述しやすさとRustの高速性を兼ね備え、特にWeb開発に特化した機能を標準で提供することを目指しています。Webアプリケーションエンジニアにとって、この取り組みは単なる言語開発に留まらない深い意義を持ちます。 まず、Rustをベースにトランスパイラを構築し、Python風のPyroコードをRustコードに変換するアプローチは、現在のWebインフラストラクチャにおけるパフォーマンス重視のトレンドを象徴しています。BunやTurbopackなど、Rustで記述された高速なツールが台頭する中、言語レベルでの最適化を追求するPyroの試みは、今後のWeb開発のあり方を考える上で示唆に富んでいます。 次に、ソースコードを抽象構文木(AST)に変換し、そこからターゲットコードを生成するコンパイラの基本的な仕組みが、具体的なコード断片と共に示されています。これは、カスタムDSL(ドメイン固有言語)の設計、既存ツールの拡張、あるいはより高度なビルドシステムの最適化を検討するエンジニアにとって、非常に実践的な知見を提供します。特に、Rustにおける文字列エスケープ処理の複雑さといった、実際の開発で直面する技術的な課題も共有されており、実践的な教訓が得られます。 現状は最小限の機能(`print`文のみ)ですが、変数定義、関数、そしてWebルーティング構文の導入といった将来の展望は、言語そのものからWebアプリケーションを効率的に記述できる可能性を示唆しています。この実験的なプロジェクトは、ChatGPTのようなAIアシスタントを複雑なシステム設計に応用し、基礎的なエンジニアリング課題に取り組む方法論として、我々のWeb開発ワークフローに新たな視点をもたらすでしょう。