概要
https://api-docs.deepseek.com/news/news250821
詳細内容
## DeepSeek V3.1 Release
https://api-docs.deepseek.com/news/news250821
DeepSeekは、エージェント時代の到来を見据え、「Think」と「Non-Think」のハイブリッド推論モードを導入したDeepSeek-V3.1をリリースし、APIとエージェント機能を大幅に強化しました。
**Content Type**: News & Announcements
**Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:3/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:3/5
**Main Journal**: 83/100 | **Annex Potential**: 77/100 | **Overall**: 80/100
**Topics**: [[LLM新機能, エージェントAI, API強化, コンテキスト長, ファンクションコール]]
DeepSeekが最新モデルV3.1を発表し、エージェントAIの時代に向けた重要な一歩を踏み出しました。最大の特徴は、高速な「Non-Think」モード（deepseek-chat）と、より深い推論を行う「Think」モード（deepseek-reasoner）を一つのモデル内で切り替えられる「ハイブリッド推論」の導入です。これにより、ウェブアプリケーションエンジニアは、単純なチャット応答から複雑な多段階エージェントタスクまで、目的とコストに応じて最適な推論モードを選択できるようになります。
V3.1は、従来のDeepSeek-R1-0528と比較して「Think」モードでの応答速度が向上し、SWE（ソフトウェアエンジニアリング）やTerminal-Benchのベンチマークで高い性能を発揮。ツール利用や複雑な多段階推論タスクにおけるエージェント能力が大幅に強化されました。これは、特にコード生成、デバッグ、あるいは自動化された開発ワークフローを構築するエンジニアにとって、より堅牢で効率的なAIアシスタントを実現する上で極めて重要です。
API面でも、両モードで128Kのコンテキスト長をサポートし、Anthropic APIフォーマットへの対応、そしてベータ版として厳格なFunction Calling機能が追加されました。これらの強化は、AIモデルとの連携をより柔軟かつ正確にし、構造化されたデータ処理や外部ツールとの統合が容易になるため、開発者の生産性向上に直結します。
さらに、840Bトークンベースのモデルと更新されたトークナイザーが提供され、オープンソース版のウェイトも公開されました。価格改定は2025年9月5日から適用されるため、API利用者は今後のコスト変動に留意する必要があります。DeepSeek-V3.1は、より高度で実用的なAIエージェント開発を加速させる、開発者にとって見逃せないアップデートと言えるでしょう。