掲載済み (2025-08-16号)
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## AWS Kiro:プロトタイプから本番までを支援するAgentic AI IDE

掲載情報

概要

https://qiita.com/Martim500/items/5e6bed380b470f273b86

詳細内容

## AWS Kiro:プロトタイプから本番までを支援するAgentic AI IDE https://qiita.com/Martim500/items/5e6bed380b470f273b86 AWS Kiroが、従来のバイブコーディングの課題を克服する仕様駆動型Agentic AI IDEとして、プロトタイプから本番環境まで開発を加速する可能性を提示します。 **Content Type**: ⚙️ Tools **Scores**: Signal:4/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5 **Main Journal**: 100/100 | **Annex Potential**: 100/100 | **Overall**: 84/100 **Topics**: [[Agentic AI, Specification-Driven Development, AI-powered IDE, Code Generation, Developer Workflow]] AWSが2025年7月に発表した革新的なAgentic AI IDE「Kiro」は、従来のAIコード生成における「バイブコーディング」の課題を根本的に解決し、開発ワークフローを劇的に変革します。VS CodeをベースとするKiroは、自然言語の要求からAIが構造化された仕様書を自動生成する「仕様駆動開発」を最大の特徴としています。これにより、人間とAIが共通の設計図に基づき、一貫した高品質なコード生成が可能です。 Kiroの「Agentic(自律的)」な動作は、単一プロンプトにとどまらず、目標達成に向けてコード生成と改善を継続します。また、「エージェントフック」機能により、チームのコーディング標準を自動適用し、コミット前の検証を行うことで、コード品質の統一とレビュー効率化に貢献します。Model Context Protocol(MCP)対応やテスト・ドキュメント自動生成機能も統合され、開発からデプロイまでをシームレスに支援します。 実際に簡易ECサイト構築で試したところ、抽象的なプロンプトから数分で高精度の要件書・設計書・実行計画書(タスク一覧)が生成され、手動作業と比較して大幅な時間短縮を実感しました。KiroはTerraformコードを生成し、AWS環境の構築まで一貫してサポートします。コードの正確性は高く、指示による修正も可能です。一方で、対話やタスク開始時の英語表示、シンプルなタスクでの処理時間、エラー時の動作継続といった課題も残りますが、Steeringファイルによる日本語設定は可能です。 個人開発者には本格的なアプリケーション設計・開発とドキュメント自動化を、チーム開発にはコード品質統一と教育コスト削減という計り知れない実用的価値をもたらします。Kiroは単なるコード生成ツールではなく、プロトタイプから本番までを支援する包括的な開発環境として、AI支援開発の新たな可能性を切り開く注目すべき存在です。プレビュー段階での異例の人気(待機リスト導入)からも、そのポテンシャルの高さが伺えます。