概要
https://qiita.com/kankigyo2/items/ad23246a4642e10c9d4b
詳細内容
## 【Amazon Bedrock & Azure OpenAI】自律型AIエージェントbrowser-use によるブラウザ操作を試してみた
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オープンソースの自律型AIエージェント「browser-use」が、Amazon BedrockやAzure OpenAIと連携し、自然言語によるブラウザ自動操作を実現する手法と実用上の注意点を詳述する。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Scores**: Signal:4/5 | Depth:4/5 | Unique:3/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5
**Main Journal**: 81/100 | **Annex Potential**: 77/100 | **Overall**: 80/100
**Topics**: [[AIエージェント, ブラウザ自動操作, Python, Amazon Bedrock, Azure OpenAI]]
生成AIの活用が進む中、本記事は次世代のトレンドである「ブラウザ操作型自律AIエージェント」に焦点を当て、特にオープンソースの「browser-use」について詳細な導入と実践レポートを提供します。Webアプリケーションエンジニアにとって、従来のコード生成や文章校正にとどまらない、より高度な自動化の可能性が示されており、その実用性が強調されています。
記事では、browser-useがPlaywrightを基盤とし、AIがWebページを視覚的に認識・操作できる点を解説。これにより、APIが公開されていないWebサービスでも、自然言語の指示で複雑なタスクを自動実行できるのが大きな利点です。これは、開発者が日常的に行うテスト、データ収集、運用作業などを、AIが自律的に完遂する未来を示唆します。
著者は、Amazon Bedrock(Claude 3.5 Sonnet)とAzure OpenAI(GPT-4.0)との連携を試み、その構築手順と実際の課題を具体的に示します。Bedrock利用時のIAMキー設定の注意点や、`uv`での仮想環境構築、`browser-use[aws]`の追加インストールなど、ハマりどころを丁寧に解説しており、これから導入を検討するエンジニアにとって非常に実践的です。
特に重要視すべきは、Amazon Bedrockの無料枠でのサービスクォータ制限に直面し、「Too many requests」エラーで実行が停止した点です。これは、実際の開発・運用でクラウドLLMを利用する際に、コストとクォータ管理が不可欠であることを明確に示しています。一方、Azure OpenAIでは問題なく動作し、1回あたり10〜20円程度の費用感も提示されており、運用コストの見積もりに役立ちます。
本記事は、自律型AIエージェントが単なる概念ではなく、既存のWebサービスと連携して実用的な業務自動化を担う具体的なツールであることを示唆します。Webサービスを対象としたテスト自動化、運用スクリプトの作成、データ収集など、AIによるエンドツーエンドのワークフロー自動化に関心を持つエンジニアにとって、実践的な知見と注意点を提供する貴重な情報源となるでしょう。