掲載済み (2025-08-16号)
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## CursorAIでリバースエンジニアリング(AIプログラミング)

掲載情報

概要

https://honeylab.hatenablog.jp/entry/2025/08/12/140752

詳細内容

## CursorAIでリバースエンジニアリング(AIプログラミング) https://honeylab.hatenablog.jp/entry/2025/08/12/140752 Cursor AIは、未知のバイナリフォーマット解析やリバースエンジニアリングにおける複雑なプログラミング作業を、対話型AI支援によって劇的に加速させ、開発者の試行錯誤を強力に支援します。 **Content Type**: Tools **Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:5/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5 **Main Journal**: 94/100 | **Annex Potential**: 93/100 | **Overall**: 92/100 **Topics**: [[Cursor AI, リバースエンジニアリング, バイナリ解析, AIプログラミング, レガシーシステム]] リバースエンジニアリングにおいて、未知のファイルフォーマット解析や仮説検証のためのプログラミングは時間と労力がかかる大きな障壁です。本記事は、この課題をAIプログラミングツール「Cursor AI」がいかに劇的に解決するかを示しています。 筆者は、ジャンク品の古いカラオケマシーン用CD-ROMに格納された未知のデータ解析に挑戦しました。一般的なCDフォーマットであるものの、LHA/LH5形式で圧縮され、内部にはタイムスタンプを持たないMIDIイベントの羅列を含むバイナリファイルが存在するという複雑な構造です。このような状況では、データ構造の推測と検証を繰り返しながら、手動でパーサーを実装する必要があり、開発者の負担が非常に大きいのが実情です。 ここでCursor AIが真価を発揮します。筆者は、解析対象のバイナリをCursorに提示し、目的とするSMF(Standard MIDI File)形式への変換、ファイルのヘッダ構造、タイムスタンプやデルタタイムの解釈、MIDIイベントのランニングステータス処理といった詳細な要件を対話形式で指示しました。驚くべきことに、筆者はPythonコードを一行も書くことなく、AIが指示を理解し、仮説に基づいてコードを生成・修正するプロセスを繰り返すことで、わずか数時間でSMFファイルを出力するプログラムを完成させました。 この事例は、AIが単なるコード補完ツールを超え、複雑なデータ構造の推論や、仕様が不明確なシステムに対するプログラミング作業において、強力なパートナーとなり得ることを示しています。特に、Webアプリケーション開発においても、レガシーシステムとの連携や特定のバイナリデータ処理が求められる場面で、Cursor AIのようなツールは開発者の試行錯誤サイクルを大幅に短縮し、生産性を飛躍的に向上させるでしょう。これは、貴重な過去のデータを再活用したり、既存システムの理解を深める上でも極めて重要な進化です。