概要
https://speakerdeck.com/layerx/bet-bet-ai-accelerating-our-ai-journey
詳細内容
## Bet "Bet AI" - Accelerating Our AI Journey
https://speakerdeck.com/layerx/bet-bet-ai-accelerating-our-ai-journey
LayerXは、CISOの視点からAI活用の企業戦略を刷新し、セキュリティリスクを管理しながら全社的なAI導入と文化醸成を加速させる具体的取り組みを詳述する。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5
**Main Journal**: 91/100 | **Annex Potential**: 90/100 | **Overall**: 92/100
**Topics**: [[AI戦略, セキュリティ, 組織変革, 開発ツール, LLM活用]]
LayerXが経営方針を「Bet Technology」から「Bet AI」へと大胆に転換し、全社的なAI活用を加速させる戦略とその具体的な実践について、CISOの星北斗氏が解説します。急速なAIトレンド変化、コスト、そして最も重要なセキュリティ課題に対し、同社は「絶対まずい場所(顧客情報など)」は厳重に守りつつ、それ以外の領域では「取れるリスクをきちんと取る」という、従来の「全てをコントロールする」発想から転換した柔軟なセキュリティポリシーを採用しています。
この方針のもと、AI活用を加速させるためにLayerXは複数の施策を展開。まず、ChatGPT TeamからGoogle Geminiへの全社移行と入門コンテンツの拡充により、誰もがAIに「すぐ触れる」環境を整備。さらに、Difyやn8nといったセルフホスト型プラットフォームをAWS Fargate上に展開し、外部送信リスクを管理しつつ、社内エンジニアやビジネスサイドのメンバーが自由にPoC(概念実証)を行える場を提供しています。
また、各部署に「活用リーダー」を配置して知識を広めるチャンピオン形式の導入、AIツール購入のための「AIトライアル予算」制度、そして自社サービス「バクラクビジネスカード」を活用した効率的な経費管理は、AI導入の障壁を下げています。そして何より、社内のオープンな相談体制と活発な事例共有文化が、AI活用の最大の推進力となっています。
本資料は、ウェブアプリケーションエンジニアにとって、自社のAI戦略を構築する上で、技術選定、セキュリティ対策、予算管理、そして組織文化の醸成といった多角的な視点から、現実的なAI導入のヒントを提供します。特に、リスク受容の考え方や、エンジニアがビジネス部門のAI活用を支援する具体的な事例は、今後の開発組織のあり方を考える上で極めて重要です。