掲載済み (2025-08-10号)
#120 429文字 • 3分

## ClaudeCodeでSerenaMCP導入時にTerraformファイルがあるとエラーになる事がある

掲載情報

概要

https://qiita.com/sodafloatlab/items/79958a7a492ba4e05188

詳細内容

## ClaudeCodeでSerenaMCP導入時にTerraformファイルがあるとエラーになる事がある https://qiita.com/sodafloatlab/items/79958a7a492ba4e05188 AIコーディングツールSerenaMCPとClaudeCodeの連携時に発生するTerraform関連エラーに対し、設定ファイル編集による具体的な解決手順を詳述します。 **Content Type**: ⚙️ Tools **Scores**: Signal:4/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:4/5 **Main Journal**: 86/100 | **Annex Potential**: 84/100 | **Overall**: 84/100 **Topics**: [[AIコーディングツール, SerenaMCP, ClaudeCode, Terraform, 開発環境設定]] AIコーディング環境の導入において、既存のプロジェクト構成が予期せぬエラーを引き起こすケースがあります。本記事は、AIアシスタントSerenaMCPをClaudeCodeに導入する際、Terraformファイルが存在することで「Terraform executable not found」というエラーが発生する問題とその具体的な解決策を詳述しています。 問題の根源は、執筆時点(2025年8月5日)でSerenaMCPがTerraformを直接サポートしていない点にあります。SerenaMCPの言語検出機能がプロジェクトルートにある`infrastructure/`配下のTerraformファイルを優先的に認識し、サポート対象外の`terraform`を`~/.serena/project.yml`の`language`として自動設定してしまうことが原因でした。この誤認識により、AIアシスタントがプロジェクトの正しいコンテキストを理解できず、トークン削減などのSerenaMCPの利点を享受できなくなります。 この問題の解決策は、`~/.serena/project.yml`を手動で編集することです。具体的には、`language`設定をプロジェクトの主要言語(例: `python`)に変更し、同時に`ignored_paths`に`infrastructure/*`などのTerraform管理パスを追加します。これにより、SerenaMCPが不要なTerraformファイルをスキャンしないようになり、正しいプロジェクトコンテキストで動作するようになります。 この事例は、AI開発ツールがまだ既存の多様なプロジェクト構造(特にIaCとアプリケーションコードが混在するモノレポなど)に完全に適応しているわけではない現状を示しています。エンジニアは、AIアシスタントを最大限に活用するために、そのコンテキスト理解の限界を認識し、適切な設定調整を行う必要があることを強調しています。将来的に、AIツールがより賢くプロジェクト構造を解釈し、TerraformなどのIaCもネイティブにサポートするようになることを期待させる内容でもあります。同様の課題に直面している開発者にとって、具体的な解決策として非常に実用的な知見を提供するものです。