概要
https://ca-srg.dev/2404358b43f78112b154d25022a199d3
詳細内容
## チームでどれぐらい AI を利用しているか可視化する「tosage」
https://ca-srg.dev/2404358b43f78112b154d25022a199d3
サイバーエージェントSRGが、チームのAIツール利用状況をトークン量で可視化し、生産性向上とコスト管理に貢献するOSSツール「tosage」を発表しました。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5
**Main Journal**: 91/100 | **Annex Potential**: 90/100 | **Overall**: 92/100
**Topics**: [[AIツール利用可視化, 開発効率化, コスト管理, Prometheus/Grafana連携, Vibe Coding]]
近年、CursorやVertex AI、Amazon BedrockといったAI開発支援ツールが急速に普及する中、チームや部署単位で「どのAIツールが」「どれくらい」使われているかを正確に把握することは、生産性向上とコスト管理の観点から喫緊の課題でした。サイバーエージェントSRGが開発・公開したオープンソースツール「tosage」は、この課題を解決します。
tosageは、主要なAI開発ツールのトークン利用状況を継続的に収集し、モニタリングシステムであるPrometheusのRemote Writeエンドポイントへ直接送信するデーモン常駐型アプリケーションです。これにより、短命なジョブのメトリクス送信に通常使われるPushGatewayを不要とし、監視システム構成を簡素化しながらリアルタイムに近いデータ収集を実現します。
収集されたデータは、提供されるGrafanaダッシュボードテンプレートを利用することで、ユーザーごと、AIモデルごとの利用量や傾向を直感的に可視化できます。例えば、チーム内でCursor、Claude Code、Bedrockがどのように利用されたかといった具体的な状況が分かり、高額になりがちなAIツールの契約見直しや、チームの生産性に真に貢献しているツールの特定に役立ちます。
導入はコマンド一つと手軽で、Grafana Cloudの無料プランと組み合わせれば追加インフラコストなしで環境構築が可能です。また、特筆すべきは、tosageの全コード約15,000行が「vibe coding」というAIを活用した開発手法で作成されている点です。これは、AIを活用した開発自体がどの程度の効率化をもたらすかをデータで示唆する、先進的な試みと言えます。
本ツールは、AIツールを積極的に活用する開発チームにとって、データに基づいた意思決定を可能にし、AI投資のROI最大化に貢献するでしょう。AIを活用した開発のモニタリングは、今後のエンジニアリング組織運営において不可欠な要素となります。