概要
https://note.com/suh_sunaneko/n/nd6941d9da3f9
詳細内容
## Cursorで業務フローをつくる
https://note.com/suh_sunaneko/n/nd6941d9da3f9
AIコーディングツール「Cursor」が、定型的な業務フロー図作成を自動化し、プロジェクトマネージャーが本質的な議論に集中できる環境を創出すると提言する。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Scores**: Signal:4/5 | Depth:4/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5
**Main Journal**: 88/100 | **Annex Potential**: 87/100 | **Overall**: 88/100
**Topics**: [[AIコーディングツール, 業務フロー作成, プロジェクトマネジメント, 生産性向上, プロンプトエンジニアリング]]
業務フロー図の作成は、関係者間の共通認識を形成し、プロジェクトを円滑に進める上で不可欠です。しかし、手作業による作成は時間がかかり、手戻りも多く、本来注力すべき本質的な議論の時間を奪っていました。特に「0→1」の初期作成フェーズでの煩雑さが大きな課題でした。
この課題に対し、本記事はAIコーディングツール「Cursor」を活用した画期的な業務フロー図自動生成手法を提案します。重要なのは、CursorにDraw.io連携プラグインを導入し、プロジェクト固有の「業務フロー作成のお作法」を定義したテンプレート群を用いる点です。中でも、AIへの包括的なガイドラインとプロンプト例を含む`業務フロー作成ガイド.md`を「ベースプロンプト」として活用することが肝要です。これにより、AIは曖昧な指示ではなく、構造化された情報に基づいて高品質な業務フロー図の「たたき台」を一貫して生成します。
具体的な手順は、まずCursorへのDraw.ioプラグイン導入。次に、「業務詳細書」「業務フロー図」「チェックリスト」「業務フロー作成ガイド」といったテンプレート群を準備し、特に業務詳細書では時系列順序や採番ルールを厳格に定めます。実行時は、業務情報ファイルとこれらの「テンプレートパック」を参照するシンプルなプロンプト一つで、AIが業務詳細書の分析からDraw.ioのXMLコード生成、品質チェックまでを自動で実行します。
このアプローチの最大の意義は、PMが煩雑な作図作業から解放され、プロセス改善やボトルネック解消といった創造的・戦略的な思考に集中できるようになる点です。AIが生成したたたき台はDraw.ioエディタで自由に修正できるため、人間は「0→1」の初期作業をAIに任せ、「6→10」の仕上げと洗練に注力できます。これにより、議論の質が向上し、業務詳細書や生成プロンプトのGit管理を通じて属人性が排除されるため、プロジェクト全体の生産性が劇的に向上します。これは、ウェブアプリケーションエンジニアが関わる開発プロジェクトにおいても、要件定義の明確化、認識の齟齬削減、仕様変更時の影響範囲特定といった点で、間接的かつ重要なメリットをもたらし、結果として開発効率と品質の向上に寄与すると言えるでしょう。