掲載済み (2025-08-02号)
#134 407文字 • 3分

## Cursorでセキュリティ情報を漏洩しかけた件

掲載情報

概要

https://qiita.com/kashiwazaki_kimio/items/cff2ded83a0952442b26

詳細内容

## Cursorでセキュリティ情報を漏洩しかけた件 https://qiita.com/kashiwazaki_kimio/items/cff2ded83a0952442b26 AIコーディングツール利用時に発生しうる機密情報漏洩のリスクに対し、Git Hookとgitleaksを活用した自動チェック導入による具体的な防御策を提示し、開発者によるAI生成コードの確認と責任の重要性を再認識させる。 **Content Type**: ⚙️ Tools **Scores**: Signal:4/5 | Depth:3/5 | Unique:3/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5 **Main Journal**: 79/100 | **Annex Potential**: 76/100 | **Overall**: 80/100 **Topics**: [[AIコーディングアシスタント, セキュリティ, Git Hook, gitleaks, 開発者責任]] AIコーディング支援ツールのCursorは開発を劇的に加速させる一方で、その利便性がゆえに、生成されたコードの確認を怠るリスクをはらんでいます。実際、本記事の著者はCursorが自動生成したDjangoのSECRET_KEYが直接コミットされるというヒヤリとする経験をしました。幸いにもpush前に気づき事なきを得ましたが、これはAIに頼り切る開発の潜在的なセキュリティリスクを浮き彫りにします。 この経験を踏まえ、著者は同様の事故を未然に防ぐため、Gitのpre-commitフックに機密情報検出ツール「gitleaks」を導入する具体的な対策を講じました。gitleaksのインストールはMacなら`brew install gitleaks`、WindowsでもバイナリをダウンロードしPATHに追加するだけで簡単です。次に、リポジトリの`.git/hooks/pre-commit`に`gitleaks protect --staged`コマンドを追加し実行権限を付与することで、コミット前にステージングされた変更が自動でスキャンされ、機密情報が含まれていればコミットがブロックされる仕組みを構築しています。 このアプローチは、AI生成コードを取り扱うウェブアプリケーションエンジニアにとって極めて重要です。AIツールの活用が一般化するにつれ、意図せぬ機密情報の混入リスクは高まります。Gitフックとgitleaksを組み合わせた自動チェックは、開発フローの早期段階でセキュリティゲートを設け、人為的なミスやAIの「うっかり」を補完する堅牢な防御線となります。AIの恩恵を享受しつつも、最終的なコードの品質とセキュリティは開発者の責任であるという、AI時代におけるエンジニアの新たな責務を明確に示す実用的な解決策と言えるでしょう。