掲載済み (2025-08-02号)
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## Claude Codeのhookを書きやすくするcchookを作った

掲載情報

概要

https://www.yasuhisay.info/entry/2025/07/26/142358

詳細内容

## Claude Codeのhookを書きやすくするcchookを作った https://www.yasuhisay.info/entry/2025/07/26/142358 Claude Codeの既存フックの複雑さを解消するため、作者が読みやすいYAMLライクな構文と条件式を提供する`cchook`ツールを開発しました。 **Content Type**: ⚙️ Tools **Scores**: Signal:5/5 | Depth:4/5 | Unique:5/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5 **Main Journal**: 96/100 | **Annex Potential**: 96/100 | **Overall**: 96/100 **Topics**: [[Claude Code, LLM Agent, 開発ツール, 自動化, CLIツール]] Claude Codeのフックは、特定条件下での処理自動化に不可欠ですが、現状のJSON形式は記述が煩雑で読みにくいという課題がありました。特に、複数の要素を扱う場合の`jq`の多用や一時ファイルの必要性が、フックの可読性・保守性を著しく低下させていました。これは、AIエージェントを最大限に活用し、コーディングワークフローを効率化しようとする開発者にとって大きな障壁となります。 この課題に対し、著者は自作ツール「`cchook`」を開発しました。`cchook`は、Claude Codeのフック定義をYAMLライクな形式で記述できるようにすることで、劇的に可読性を向上させます。なぜこれが重要なのでしょうか? 第一に、`cchook`は`jq`に似たテンプレート構文`{.transcript_path}`などを導入し、Claude Codeが渡すJSONデータを一時ファイルなしに直接利用できるようにします。これにより、冗長な記述が削減され、処理の流れがクリアになります。第二に、「ファイルの拡張子が.goであること」や「特定のコマンドから始まること」、「ファイルが存在すること」といった開発現場で頻出する条件を`conditions`セクションで簡潔に表現できるため、複雑な条件分岐も直感的に設定可能です。 例えば、AIがGo言語のファイルを生成・編集した場合に自動で`gofmt`を実行したり、`.pre-commit-config.yaml`が存在すれば`pre-commit`を走らせるといった、開発者の手間を省く自動化が容易になります。これは、AIエージェントの出力を既存のツールチェインやコーディング規約にシームレスに統合し、コード品質を担保しながら開発効率を最大化する上で不可欠な機能です。`cchook`は、AIによる自動化を単なる「コード生成」に留めず、開発プロセス全体の生産性向上に貢献する実用的なツールと言えるでしょう。