掲載済み (2025-07-26号)
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## Kiroを使う前にオプトアウト設定を確認しよう

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概要

https://zenn.dev/shirochan/articles/331d0ecac815ce

詳細内容

## Kiroを使う前にオプトアウト設定を確認しよう https://zenn.dev/shirochan/articles/331d0ecac815ce 新しいAWS Kiro IDEを利用する前に、無償版でのコードや会話のデータ利用に関するプライバシー設定とオプトアウト手順を必ず確認するよう開発者に促す。 **Content Type**: Tools **Scores**: Signal:4/5 | Depth:3/5 | Unique:4/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5 **Main Journal**: 84/100 | **Annex Potential**: 83/100 | **Overall**: 84/100 **Topics**: [[AWS Kiro, プライバシー設定, データ利用, IDE, 生成AI]] AWSが発表した新しいIDE「Kiro」は現在プレビュー版として無償提供されており、多くの開発者がその利用を検討しているでしょう。しかし、無償版やプレビュー版を利用する上で、自身のコードや会話、IDEで開いたファイルの内容といった機密性の高い情報がどのように扱われるか、利用規約を事前に確認することが極めて重要です。 Kiroは、サービス改善(質問への回答改善、デバッグ、モデル訓練など)のために、ユーザーの質問やKiroの応答、そして生成されたコードなどのコンテンツを使用する可能性があると明記しています。特に懸念すべきは、無料プランやプレビュー期間中、明示的にオプトアウトしない限り、コードスニペットや会話、IDEで開いているファイルの内容までが基盤モデルの改善に利用される可能性がある点です。これは、開発中の知的財産が意図せず活用されるリスクを意味します。 対照的に、将来提供されるPro/Pro+ティアや、Amazon Q Developer Proサブスクリプションを通じてKiroを利用する場合は、コンテンツが基盤モデルの訓練に用いられることはありません。 この懸念を解消するため、Kiroは明確なオプトアウト機能を提供しています。具体的には、Kiroの設定画面から「User」タブ、「Application」セクションに進み、「Telemetry and Content」を「Disabled」に設定するだけで、製品のテレメトリ収集とユーザーデータ利用を停止できます。このシンプルな操作で、開発者は安心してKiroを活用できるようになります。 本記事は、新しいAIツールを導入する際に、「タダより高いものはない」という視点で、利用規約を精査し、自身のデータがどのように扱われるかを把握する重要性を強調しています。特に生成AIを活用した開発環境では、こうしたプライバシー設定の確認が、情報漏洩や意図しないデータ利用を防ぐための必須のプロセスとなります。Webアプリケーションエンジニアは、新しいツールの利便性だけでなく、その裏側にあるデータ管理の仕組みにも常に目を光らせるべきです。