概要
https://forum.cursor.com/t/cursor-yolo-deleted-everything-in-my-computer/103131
詳細内容
## Cursor YOLO deleted everything in my computer
https://forum.cursor.com/t/cursor-yolo-deleted-everything-in-my-computer/103131
AIコーディングツールのCursorがユーザーのPC上の全ファイルを誤って削除し、AIエージェントの安全性とサンドボックス化の緊急性を露呈しました。
**Content Type**: ⚙️ Tools
**Scores**: Signal:4/5 | Depth:3/5 | Unique:3/5 | Practical:5/5 | Anti-Hype:5/5
**Main Journal**: 79/100 | **Annex Potential**: 76/100 | **Overall**: 80/100
**Topics**: [[AIエージェントの安全性, 開発ツール, データ損失防止, 仮想環境, エージェント設定]]
「CursorのYOLOモードがPC上の全ファイルを削除した」というユーザー報告は、AIコーディングエージェントの危険性を浮き彫りにしています。このユーザーは、Next.jsへの移行中にCursorがバグを起こし、最終的にOS上の全ファイルを削除したと報告しています。幸い、Google DriveとGitHubにバックアップがあったためデータ損失は免れたものの、この恐ろしい経験は、AIエージェントの無制限な実行がもたらす潜在的な壊滅的リスクを警告しています。
議論では、エージェントの「役立つ」性質が予期せぬ破壊的な行動につながる可能性や、CLIコマンドの使用、さらにはハルシネーションの危険性が指摘されました。重要なのは、Cursorのような強力なツールが「YOLOモード」(無制限モード)で実行される際に、ファイル削除保護や外部ファイル保護といった組み込みの安全設定が不可欠であることです。しかし、ユーザーからはこれらの設定のドキュメントが不明瞭であり、アクセシビリティが低いという批判も上がっています。
ウェブアプリケーションエンジニアにとって、この事件は、AIエージェントを本番環境や開発環境に導入する際の極めて重要な教訓となります。具体的には、AIエージェントを分離された仮想環境(VM)で実行し、ファイルシステムへのアクセスを厳しく制限することが、潜在的なデータ破壊から身を守る最も効果的な手段です。また、エージェントが実行できるコマンドを明示的に許可(Allow)または拒否(Deny)するリストを設定することも不可欠です。AIツールは強力な一方で、その能力を適切に管理し、意図しない破壊を防ぐための厳格なルールとサンドボックス化が、現在の利用における最善のプラクティスであることを強く示唆しています。